2.3 プログラム作成



・レジスタの説明

メモリに記憶されているデータのコピーを置いたり,演算結果や途中の状態を一時的に記憶したりする場所のことをレジスタといいます.これから,プログラム作成中に何度も使用することになります.

多くのマイクロコンピュータはレジスタにあるデータを加減乗除など演算することはできますが,メモリにあるデータを直接演算することはできません.そのため,レジスタを使用しています.本実験で使用する H8マイコンではレジスタER0〜ER7まであり,特にER7はスタックポインタとして使用します.レジスタは記憶するデータの大きさ(bit数)にあわせて使用します.

バイトサイズ( 8bit)の時の名称はR0L,R0H,R1L,R1H・・・R7L,R7H

ワードサイズ( 16bit)の時の名称はR0,R1,・・・R7,E0,E1,・・・E7

ロングワード( 32bit)の時の名称はER0,ER1,・・・ER7

ただし,レジスタはそれぞれの大きさごとに領域が用意されているのではなく,共通の領域をバイト,ワード,ロングワードのそれぞれで使用します. R0HとR0Lを連結するとR0の領域,E0とR0を連結するとER0の領域としています.そのため,例えば,R0Lを変更するとER0も変更されます.

汎用レジスタ( ERn)

bit

15     <-  16bit  ->    0

7   <- 8bit ->  0

7  <- 8bit ->  0

ER0

E0

R0H

R0L

ER1

E1

R1H

R1L

ER2

E2

R2H

R2L

ER3

E3

R3H

R3L

ER4

E4

R4H

R4L

ER5

E5

R5H

R5L

ER6

E6

R6H

R6L

ER7

E7

R7H

R7L

・作成したファイルを保存するときの 注意

 作成したファイルは保存するときに,拡張子を SRCにします.そのときにファイルの種類(T)の欄を「すべてのファイル (*.*)」にして保存してください.そうしないとSRC以外の拡張子で保存されてしまう可能性があります.

 



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