3. プログラム2
今回の授業では条件分岐するために必要なプログラム方法を学習していきます.
今回の授業のポイント <条件分岐> ある条件のときはAをさせ,また別の条件のときにはBをさせたいということがあります.こんなときには分岐命令を使います.C言語では,「もし〜ならば,・・・を実行する」という条件つきの命令を実現するときは,if 文を使用しました.これは,条件に対して「真(true)」か「偽(false)」かという判断をして,「真」ならばifブロック内の命令文を実行するといった機能でした. 例えば,変数aの値がbならば出力するようなプログラムは, if(a==b) となり,a=bのときは「真」なので「a==bです」と出力されます.そうでない「偽」のときは出力されません. フローチャートで書くと下図のようになります. |
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プログラムを作成する上で条件分岐は欠くことのできない重要な項目です.しかし,アセンブラではif文やfor文はありません.今回の授業ではアセンブラで行う条件分岐について学習します. アセンブラでは,条件分岐をするときコンディションコードレジスタの値を参照して,その結果によって条件分岐を行います.H8マイコンではコントロールレジスタを持っています.コントロールレジスタには,24ビットのプログラムカウンタ(PC)と8ビットのコンディションコードレジスタ(CCR)があります. |