4.3 PWMモードの設定



PWMモードに設定する流れを説明します.ここでは,CH0で説明します.

カウンタクロックの選択: CH0のTCR(タイマコントロールレジスタ)のTPSC2〜TPSC0のそれぞれに0または1を書き込んで設定します.(本実験では0に設定)

カウンタクリア要因の選択: CH0のTCRのCCLR1,CCLR0にカウンタクリア要因を設定します.(本実験では,それぞれ1,0に設定します)

GRAの設定(出力をONするタイミング): GRAに出力PWM波形が1になる出力タイミングを書き込みます.

GRBの設定(出力をOFFするタイミング): GRBに出力PWM波形が0になる出力タイミング,クリアタイミングを書き込みます.

PWMモードの設定: TMDR(タイマモードレジスタ)のPWM4〜0ビットでPWMモードに設定するチャネルを選択する.ここではPWM0に1を書き込みます.このときPWMの出力端子は自動的にTIOCA端子となります.

カウント動作開始: TSTRのSTRビットを1にセットすると,カウンタTCNTがカウントを開始します.

 各種レジスタについてはITUで説明した通りです.

・PWMを確認

 課題6 PWM1の作成,書き込みを行い,PWM信号の出力を前回使用したスピーカーで確認します.
  課題6ではTIOCA0からPWM信号を出力するよう設定しています.スピーカーのコードはマザーボードのピンフレームCN1の2番と10番に接続してください.

 


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