5.3 割り込み



割り込みは,現在実行中のプログラムに対し,任意のタイミングで,CPUに対し一時他のプログラムルーチンの実行に移行するよう要求することです.

・割り込み要求
  割り込み要因発生元としては,外部入力端子,ITU,A/Dコンバータなどがあり,もし複数の割り込み要求が同時に出された場合は,割り込みコントローラによって優先順位が付けられ,その順番に実行されていくようになっています.

・割り込み処理のメカニズム
  割り込み処理動作は,要因発生元が要求を出した任意の瞬間から開始されます.したがって,メインプログラムのどの段階でいつ発生するのか予想はできません.この点がサブルーチンとは異なります.また要因発生元のそれぞれについて,対応する割り込み処理プログラムが異なります.
  一方,割り込み処理手順の中でサブルーチン処理と同じ手続きの部分もあります.それはスタック領域の利用です.戻り番地やレジスタ内容の退避,および復帰は,サブルーチンのときと同じに行われます.


この実験では割り込みに関する課題は有りませんが,実際の製品では割り込みで処理されるケースが多く存在します.興味のある人はぜひ勉強してください

 


[山口研究室] <back | index | next >