2.2.1 プログラムの変換法
ここからディレクトリという言葉が出てきますが,ディレクトリとはフォルダのことです.ここでは, CドライブにH8フォルダを作成したものとして説明を進めていきます. |
1. プログラム作成( ***.src形式のファイル作成) 作成するプログラムの拡張子は「src」とします.アセンブル用ディレクトリ(H8フォルダ)内に書き込みます.ここでは例題2.1(LEDON.srcファイル)を使用します. 2. コマンドプロンプトの立ち上げ ・コマンドプロンプト( MS-DOSプロンプト)の起動の仕方 次の順でスタートからコマンドプロンプト( MS-DOSプロンプト)を起動して下さい. コマンドプロンプトのウインドウ内では DOSコマンドを用いて作業を行います. dir:ディレクトリ,Windowsでいうフォルダ内を表示します. イメージ的には Windowsの環境よりCPUのハードに近い所で作業するといった感じです.コマンドプロンプト内では大文字と小文字の区別はありません.ここでは入力も大文字で示しますが,実際の入力はどちらでもかまいません. コマンドプロンプトを開くと,(Windows2000の場合) ===================================================================================== C:\> ===================================================================================== C:\>CD H8 とタイプして,リターンキーを押して下さい. ===================================================================================== ===================================================================================== C:\WINDOWS >CD \ とタイプして下さい. |
図2.2の「3.アセンブル→」の右側のように C:\h8> と表示されたら, H8フォルダに移動できています. 3. アセンブル( ***.obj,***.lis形式のファイル生成) |
H8フォルダに移動できたので,アセンブル作業に入ります.
C:\h8>A38H LEDON とタイプして下さい.すると,アセンブル作業が実行されます. |
4.リンク( ***.abs形式のファイル生成) C:\h8>L38H LEDON
そうすると,図 2.2のように「LINKAGE EDITOR COMPLETED」と表示され,LEDON.absファイル(アブソリュートファイル)が生成されます. 5.コンバージョン( ***.mot形式のファイル生成) C:\h8>C38H LEDON
そうすると,図 2.2のように「OBJECT CONVERTER COMPLETED」と表示され,mot形式の実行ファイルが生成されます. ・プログラムにエラーがあるとき |
図 2.4はわざと間違いを作り,それをアセンブルした時の画面です.この時のアセンブルリストは図5のようになっています.間違いは,LED1とかくところをLED3として,未定義のシンボルを使用しようとしているところです. |
===================================================================================== プログラムを,修正したら,アセンブルをやり直します.エラーが無くなったら,リンク,コンバージョンと進みます. |